2020/04/16 15:20

次亜塩素酸水とは?

次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)は、塩酸または塩化ナトリウム水溶液を電気分解することにより得られる、次亜塩素酸(HClO)を主成分とする水溶液です。強酸性次亜塩素酸水、弱酸性次亜塩素酸水、および微酸性次亜塩素酸水がある ただし、JISには次亜塩素酸水の定義は20203月現在見当たりません。 JIS B 8701では、次亜塩素酸水生成装置の規格をする際の用語として、次亜塩素酸水や飲料水他の定義は述べてあるが、JISとして次亜塩素酸水を定義した訳ではありません。 したがって、次亜塩素酸水の用語は、狭義としては次亜塩素酸水生成装置から得られた次亜塩素酸を含む水溶液を表しています。また、広義としては、次亜塩素酸を含む水溶液全般を表している。 既に日本国内には、次亜塩素酸水の名称が一般的に使われていますが、広義、狭義のそれぞれの意味で使いわけられているので消費者の皆さまの注意が必要ですね。 広義で使われている次亜塩素酸水には、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や次亜塩素酸カルシウム水溶液、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム水溶液、トリクロロイソシアヌル酸ナトリウム水溶液などを原料とした製品やこれらを中性、微酸性、弱酸性にpH調整された製品があります。

次亜塩素酸水の殺菌や除菌効果をあらわす成分は、広義、狭義にかかわらず、次亜塩素酸及び次亜塩素酸イオンであり、同じ残留塩素濃度かつ同じpHであれば、同じ殺菌力を示します。